やりすぎ?ニュピ

早いもので、これで3回目のニュピを迎えました。
バリで使われているサカ暦でのお正月。1933年なんだって。


外出禁止、音禁止、灯りも禁止なこの1日を避けるため
近くの島へ避難する友達もいるけど、
うちらはこの静かなニュピが好きなので、今年もバリに残ることに。
しかも今年は引っ越して初のニュピなので
夜は星空がさぞかしキレイだろうと楽しみにしていたのでした。しかし…


朝7時。台風のような大雨で目が覚めた。
しかも停電。勘弁してくれ〜。


そして雨がやむと、外からカンカンと空き缶を鳴らす音がする。
今日は音をたてられないから、鳥を追い払うための田んぼの見張り番も仕事ができず、
久しぶりに静かな日をすごせると思っていたのに、なぜっ?!
のぞいて見ると、空き缶につけられたヒモが全て家の中へ。
外出禁止なので家の中でヒモを引っ張ってカンカン鳴らしているのかー!
うるさいわ!!


音量を小さくしてテレビでも…と思ったら砂嵐。

まだ停電してるのかと思ったけど、停電だったら砂嵐すら見えないはず。
あらら?
ケーブルを付け直してもダメ。主電源オフ/オンしてもダメ。
もしかして、イヤな噂が現実に?!


イヤな噂とは、ニュピの日にテレビが見れなくなるというもの。
でもインドネシアの中でバリだけだし、どうやってコントロールするんだ?
てな感じで昨年はテレビが見れたんだけど、今年は見れなくなってる!!
テレビっ子としては、たった1日とはいえショック!


夜でも明かりをつけない、せめて外に明かりがもれないようにするとか
静かに音をたてないように過ごすとか、
あたしゃバリのヒンズー教信者じゃないけど協力してるのに
バリにいる人全員がテレビ見れないってどういうことよ?!
宗教行事のために!!
ムスリムだって、クリスチャンだっているのに!!
ちょっと押し付けがましくない?


はじめてバリ島以外への避難を考えた今年のニュピでした。
夜もやっぱり雨が降って星空どころじゃないし…。あーあ、退屈だ。