○○を灰皿に捨てた女。

クタに戻ってきました。あぁ、2週間はなれただけなのに、既になつかしい!ただいまー!

前回のクタ滞在時に何度か行ったバーでサッカーを見ようとでかけた。飲み物を注文するときに、ウェイターの人は「カクテル?それともラム&コーク?ウォッカ?」と、しきりにアルコールばかりすすめてくる。まぁ、バーに来てるんだから当然なんだけど、「私はアルコールは飲まないから」と宣言してコーラを頼んだ。
念には念を、と思って「Without Vodka(ウォッカなしで)」と付け加えた。

しばらくして飲み物が運ばれてきた。夜になっても蒸し暑いからか、あたしの氷が入ったグラスが既に溶けて水がたまっている。
このやろー!あたしの氷を先に入れて、それからコーラやビールを用意して持ってきたな!と段取りの悪さに少し腹を立てながら、グラスにたまっていた水を灰皿に捨ててコーラを飲んだ。

さてお会計、と言うときに笑顔満面の彼女が持ってきたBillには何か3つ書いてある。値段も予想を超えている。
「これ、うちらのじゃないよ。コーラとビンタンしか頼んでないもん」
怪訝そうにレジに戻る彼女。今度はウェイターと一緒に戻ってきて、同じBillを見せる。
「だから〜、うちらのじゃないってば。コーラと…ん?ウォッカ?!」
一瞬にして記憶が1時間ほど巻き戻る。
もしや、このやろー!と思って捨てた水はウォッカ?!
ウェイターが「ダブルでグラスに入れたんだけど」と言う。
びっくりしたポールが灰皿のにおいを嗅いで「確かにウォッカだ!」と言った。
ひゃー!すいませーん!!

私が自分でウォッカを頼んでおきながら灰皿に捨てるワケもなく、本気で水と勘違いしたことが証明され、ウェイターも最後には苦笑いで「(払わなくても)いいよ、いいよ」と言ってくれた。
あー、余計な一言を加えるんじゃなかった!ウォッカを灰皿に捨てた女なんて、最初で最後だろうなー。今後は物事はシンプルに伝えようと思います。