祝・仮・契約

うちのヴィラを借りてくれる人が見つかりました〜!万歳!!
昨年の大晦日に貼り紙を出してから約2ヶ月半。思ったより時間がかかったけど、やっとやっと良い借り手が見つかってほんとにひと安心。これで新居のほうに集中できるぞ!てか、急いで新居の準備もせねば。

「ヴィラ貸します」の貼り紙を出してから、ほんとに毎日誰かが家を見に来るような日が続いて、正直もう疲れてしまってたんだけど、運命の人はあるとき突然やってくるものだ。

いつもはゲートを開けっ放しにするとうるさいポールが、昨日3組目の見学者を見送った後、ゲート半開きのまま家の中に入ってきた。おや、珍しいな。と思ったけど、どうせすぐ次の見学者が来る時間だし、私も疲れて面倒だったのでそのまま放置。さっきの夫婦は手応えありそうだったね〜、なんて話していると、外でカサッと音がした。何だろうと思って見てみると、そこにはふさふさまつげの若いお嬢さんが!
「ヴィラ貸し出しの貼り紙を見たんだけど…」
どうぞ、どうぞ!

はっきり言って、うちのリビングは狭い。そこから見えるプールも小さい。ゲートを入って最初に目にする広い庭と、大きく見える家の第一印象を大きく裏切る小さなリビング+プール。これが原因で「No thank you」と言った見学者も少なくない。ところがこのお嬢さんは家に一歩入ってプールを見て、笑顔がこぼれ、「Wow! So pretty!」こんなリアクションは初めてだ。

友達とシェアする家を探している彼女は、何枚かうちの写真を撮ってすぐに友達に電話をしていた。で、友達と相談してまた連絡すると言って帰っていった。そして今までの経験では、再び連絡があることはなかった。

もう次の見学者が来る時間だったので、また2件ほど対応し、ほんとに人疲れしちゃっているところに、ふさふさまつげのお嬢さんが、坊主頭のお嬢さんを連れて戻ってきた。2人して、キッチンも良さそうだとか、ガーデンパーティできるねとか、ワイワイ言いながら家のあちこちを見て回って、かなり気に入ってくれた様子だった。でもやっぱり「具体的なことを2人で相談して、また連絡する」と言って帰っていった。うちらの前では話しにくいこともあるだろう。いいさ、いいさ。


すると20分後。「ノーティ・ヌリ(うちの近所のスペアリブ屋さん)でカクテル飲んでるんだけど、よかったら一緒にどう?ビジネスの話をしましょ」とメールが来た。これはいい予感!
で、その30分後には、うちらは乾杯して、握手をしていた。

長い戦いだったけど、結果、うちらは契約を1年間残す3月15日ギリギリまでここに住むことができて、うちらの友達ニックもバリ滞在中に追い出される心配はなくなったし、彼女たちは自分たちの家具を持っているので、ベッドは買わなくて済んだし、お互いタイミング的にも、条件的にも都合がよくて、まさにWin-Win状態だった。彼女たちも3ヶ月間家を探し続けて、うちに来たとき「あ、きっとここだ」と何か感じたらしい。

そして今日、約束どおり内金を払いに、ふさふさまつげのお嬢さんがやってきた。これをもって、うちらも貼り紙を撤去して、見学したいって電話があっても断ることに。あ〜、家を貸し出せた喜びよりも、見学者対応から逃れられる開放感のほうが大きいわ!

気分のいい週末になりそうだ。ふふふ