クアラルンプール

久しぶりにクアラルンプールに来ました!
空港でのトランジットは何度もあったけど、市街に出てきたのは…2007年11月ぶり?!
今自分の日記で調べちゃった。2年半ぶり?そんなに前だったっけねぇ。


今回の目的はビザの更新。お昼の12時までに申請が受理されれば、当日中にパスポートを返してもらえるときいて、バリ朝6時発の飛行機で気合を入れてやってきたのに、出発前から不運続き!


まず、数日前に友人が空き巣被害にあったと聞いて、俄然ビビってしまったポールさん。家を空けるのがすっごく不安になったらしい。それ以来、KLに行くことを近所の人や友達にもなるべく話さないようにしてたし、空港へのタクシーに乗るのも、うちまで来てもらうとどの家がでかけたのかバレるから、わざわざ近くで待っててもらうように予約をしたくらい、かなり念密な計画だった。


留守に見えないように気をつけて、夜中の3時半に物音を極力たてないように起きて準備をしていたら、どこからともなくクラクションの音がプッ、プッと近づいてくる。
「あのバカっ!(もち小声)」
ポールがものすごい速さで、でも静かに階段を駆け下り、庭に飛び出した。門を開けるとタクシーがライトを煌々と照らして待っていた。しかも中に入ってこようとして、植えたばかりの芝生の上をメリメリと走行。これでポールの堪忍袋の緒がブチンと切れた。
朝4時にそこの路地で待ってろと言ったのに、15分も早く、クラクションを鳴らしながら我が家までやってきて、庭に乗り入れてしまったドライバー。かわいそうだけど、チップなし!


KLの空港に着いてからも、ATMでお金がおろせない、タクシーの予約をするのにたらい回しに合うなど、小さな不運が続き、大使館に着いてからもうちらのテンションは上がらない。
午前11時の時点で約20人待ち。「うちらの目の前で12時になって、本日の受付は終了とか言われたりしてね」と笑えない冗談を言うポールさん。そしてその予言は現実に…。


私が対応してもらったのは1時前で、しかも最近はソシアルビザで繰り返し入国している人には60日間のビザが発行されない場合もあると言われた。昔マンガで見た「10t」とか書かれたハンマーでガツンと叩き落された感じ。眠かったし、最初は何を言っているのか意味がわからなかった。カウンターの向こうのお姉さんは「ジャカルタにある本局からあらかじめ手紙を取り寄せておくか、シンガポールとかに行けばそういうことはないらしいけど。」となぐさめにもならないアドバイスをくれる。そんなこと言われても遅いんじゃー!尽き果てた運は回復するしかないっ!一か八かそのまま申請してみることに。結果は明日の午後2時!!お楽しみに!


不運のオーラをまとったうちらは、以前良かったと思ったゲストハウスに行ってみた。とりあえず眠いし、チェックインしたい。ダブルルームは相変わらずRm70(約2,100円)だったけど、無料のコーヒー・紅茶のサービスはなくなり、朝食も別料金になり、部屋はこざっぱりしてるけど、サービスは明らかに低下していた。


後で近くを散策しながら部屋を探してみると、もっと明るくて広くて、シャワー・トイレ付きで、安いとこがあるじゃないか〜。古いホテルやビルが改装されて、小洒落たブティックホテルとしてオープンしているところも多い。やっぱ自分の脚で歩いて、自分の目で見ないとダメなのね。そして、もうバックパッカーの宿に泊まるのはちょっとキツイということを自覚してしまった。


夕方5時だというのに、最初のゲストハウスはキャンセルを認めてくれた。キーデポジットも戻ってきた!奇跡だ!!完全にうちらの自己都合だというのに!ほんとにごめんなさい。そしてありがとう。
後から見つけたホテルにチェックインし直した。

うちらの運も上がってきたかな?