チャリティー・パーティ

昨夜はヨットな人々(ヨットを持っててあちこち旅して回ってる人々)が主催のチャリティーパーティに行ってきました。うちらヨットとは無縁なんですけど…。


赤ちゃんを抱いた女性や、小さい子供たちが物乞い(てか現金乞い)してるのを、バイパスの交差点(信号待ちで停車中の車の窓を叩いてくる)や、両替所を出たところなんかでよく見るんだけど、これがなかなか減らない悲しい現実がある。
バリには助け合いの精神があって、自分が持っているものを持っていない人がいたら分け合って使うような、本来それは美しいものなんだけど、旅行者に対して「あんたお金持ってる、私たちお金ない、だからお金ちょうだい」みたいな感覚で寄ってくる人たちには疑問が残ってしかたがなかった。
そこで現金をあげたところでボスにお金が集まるだけで、子供たちは再び路上に送り出されるだけだし、お金をあげないとこれまたごはんも食べれず夜遅くまで物乞いをしなくてはならない。
私個人としては、お金をあげたら子供たちの物乞いはエンドレスになるので、現金はあげないと決めている。キャンディとか持ってたらあげることはあるけど。


で話をチャリティーパーティに戻すと、今夜のパーティはそんな子供たちを救う活動をしている団体に寄付するものだった。そういうお金の使い方なら賛成できる。

↑バリの画家さんが寄付した絵に子供たちがさらに絵を書き加えている。
チケット1枚Rp50,000の抽選会もあって、景品の1つがこの画家さんに絵を描いてもらうというものだった。

↑会場はBPCホテルの屋上。380人も参加していたらしい。

↑主催者の中にはスコットランド人がいっぱい!伝統のケルト衣装で登場。
けっこう風があったんだけど、スカートがめくれないかハラハラドキドキだった。だって下には何も着ないのが慣わしだから!


今まで接点のない人たちとたくさん会えた。
中でもバリで路上やビーチで物乞いをする子供たちを救う活動をしているプトゥさんに会えたのはとってもよかった。家が貧しいため学校に行けず、親に命ぜられて物乞いを続けていた子供たちを引き取って、読み書きを教え、ごはんを食べさせ、寝るところを提供して、将来のためにミシンを使った裁縫やパソコンの使い方などを教えて、子供たちが仕事に就けるように支援している。


プトゥさんに思い切って聞いてみた。物乞いされたら私たちはどうすればいい?
そしたらプトゥさんは即答した。「食べ物や食べ物を買うお金をあげてほしい。あの子達の栄養状態はひどく悪いから。現金をあげてもボスに取られるだけだから、それはしないで。」なるほど〜。ポールは先日ビーチで子供たちが寄ってきたときに、近くにあったバクソ屋に連れて行ってバクソ(肉団子スープ)を買ってあげてたっけ。あれは正解だったのか。


あたしは裕福ではないので、お金をドーンと寄付することはできないけど、着てない服とか探せば案外あるかもしれないな。

プトゥさんが主催する団体の活動はコチラで(英語)
http://www.ykpa.org/