オゴオゴ(一部訂正)

明日はバリでは元旦です。サカ暦の1931年おめでとう!!
大晦日にあたる今日は、ほとんどの店が早く閉まり、お寺は儀式に参加する人であふれ、道路は通行止めになってるとこが多いし、なんだか‘年末’って感じ。

お寺での儀式が終わった人は、夜のパレードの準備に。この‘はりぼてパレード’は「オゴオゴ」というんだそうで、うちの家政婦さんも、絶対見たほうがいい!というので、前から楽しみにしていたのだ。はりぼてが道路に出されてパレードを待つばかり。路肩に座って場所取りする人も出始めた。

新年に悪霊が出てこないように追い払うための祭りらしいんだけど、大きくて怖いキャラが多い中、子供用の小さなはりぼても発見。中でも私のお気に入りはコレ!

ポールは最初「なんだ、あれ?チーズマンか?」って言ってたけど、知らなかったみたい。スポンジボブで悪霊退散!しかも、このスポンジボブは、私が今回見たオゴオゴの中で最小規模!2人乗り(?)で、一生懸命走ってた。かわいいー!

それぞれのオゴオゴ毎に、みんなでTシャツを揃えたり、はりぼてを担がない女の子も、誇らしげに先頭に立ってたいまつ持ってるし。きっと子供たちにとって、オゴオゴは年に1度の大舞台なんだろうなぁ。道路にはカメラやビデオを構えたお父さんたちもいっぱい。

大きな通りを練り歩いたオゴオゴは、最後には海に行くらしい。終わるのは23時過ぎだっていう話。うちらは最後まで見なかったけど、日付が変わる頃、気づいたら周りの家の電気が消えて、あたりは真っ暗に!
元旦はニュピと言って、火を使わず、音も出さず、食事もせず、静かに瞑想する1日なんだとか。24時間営業のコンビニも、国際空港も閉鎖するほど、バリ全部が静まりかえる日。もう始ったわけ?!慌ててテレビのボリュームを落とし、家じゅうのブラインドを下げた。(注釈:この家は壁がないんで、光が外にもれるのを恐れたため)


ハッピーニューイヤー!!(小声)


=== 一部 情報 訂正 ===
後日、うちの家政婦さんコトゥにオゴオゴについて聞いてみたら、あのはりぼてたちは退治した悪霊たちらしい。私は怖くて強いボディガードを祀って、新年に悪霊が出てこないようにするのかと思ってたんだけど、年が明ける前に悪霊をつかまえてしまって、平和に新年を迎えようって祭りらしいよ。つまり、あのスポンジボブは捕えられた悪霊?!