避暑地

タイからマレーシアに入るのにいくつかのルートがありますが、あんまり同じ所で出たり入ったりしてるとトラブルもあるらしい。なので帰りは違うルートに。ハート・ヤイからマレーシアのペナン島までなんとバスが出ている!陸路で4時間、300B。サトゥンからハート・ヤイまでの1時間半バスと同じ値段じゃないかーっ!というわけで、ペナン島に寄っていくことに決定。ペナン島からはフェリーでランカウイに戻れるし。

タイ側ではSadao(サダオ)というイミグレで出国手続き。バスを降りてスタンプを押してもらってきました。
再びバスに乗り走ること15分くらい。マレーシアのChangloonというイミグレで入国手続き。また90日間滞在できることになりました。


ペナン島ジョージタウンに着いたのは午後2時頃。1時間進んでいるので5時間経った気分。いつも泊まってるBananaゲストハウスに行ってみると部屋がない!なんで混んでるのか聞いても「よくわからない。たぶんヨーロピアンがサマーホリディだからじゃないかな?」と言われた。第2候補のゲストハウスには部屋があったのでチェックイン。同時に明日のランカウイ行きフェリーのチケットの手配をお願いした。
ペナン→ランカウイのフェリーは朝8:15と8:30の2便しかない。また早起きだー。


買い物してゲストハウスに戻り、チケットはどうだったか聞いてみた。「Where's our tickets?」「No tickets.」はぁ?おじさん、リズミカルに韻をふんでる場合じゃないよ。どういうこと?!なんと残り1席しかなかったから買えなかったという。真顔でお金を返してくれた。木曜日は残席1、金曜日は満席だったと言う。
え?土曜日まで帰れないってこと?ここにもう2泊するってこと?それはイヤだーーー!
おじさんもかわいそうに思ったのか「朝早く行けばキャンセルが出ることもあるから、明日ジェッティまで送っていくよ」と言ってくれた。送迎はやってないと言ってたのに。


朝7時半。おじさんがフェリーのチケット売り場まで送ってくれた。キャンセルが出たらしい!無事にチケットを2人分買うことができた。チケット売場のお姉さんになんでこんなに混んでるのか聞いても「よくわからない。スクールホリディか、サマーホリディか。満席になることなんか滅多にないのに。」と言う。なぜなんだーーー?キャン待ちのために予定より早く着いていたので、パンやコーヒーを買ってからフェリーに乗り込んだ。座席は決まってなくて自由。出口に近いところに座って出発を待った。
ところが出発の時間を過ぎても、まだ人が乗船してくる。ギリギリにきた家族連れは席がなくてバラバラに座らなくちゃいけないハメに。ほんとうに満席だ!
そして周りを見渡して混んでる理由がわかった。中東系の御一行様がいっぱいいるのだ。砂漠のアラビアンな人たちはマレーシアに避暑しに来るらしい。マレーシアだって夏だから十分暑いんだけど、40度50度の世界に比べたら涼しいんだろうね。同じイスラム教の国だし。目だけ出した黒装束な女性とTシャツにジーンズというカジュアルな服装の男性がいっぱいだ。


デカいスーツケースもいっぱい積んで、相当重かったのかフェリーは1時間遅れでランカウイに着いた。着いてからも一悶着。荷物がなかなか下りてこない!うちらは早めに乗れたので良い席に座れたけど、荷物も早めに積み込まれたので出てくるのは最後のほうだった。まじで疲れた!


家の鍵を預けておいたジーンが車で迎えにきてくれた。あー、ただいま!自分ちに帰るって、なんてすばらしいんだろう!ほっとして爆睡したのは言うまでもありません。