ジョグジャ旅行記(3)バティック工房

前にどこかで、ウブドでバティック(ろうけつ染め)の
1日体験とか、手描きできるコースがあると聞いて、
せっかくインドネシアにいるんだから
一度はやってみたいと思っていた。


そこで先月ウブドに行く前に調べてみたら、
同じような質問をしている人への多くの回答が
「バティックはジャワ島から伝わってきたものなのに、
なんでわざわざバリ島でするの?
ジョグジャカルタのコースならウブドのよりうんと安いよ。」
みたいなものだった。がびーん!


運よく今回はその本場ジョグジャカルタに行くので
観光案内所かどこかで聞いてみようと思っていた。その矢先、


これまた伝統芸能の影絵(ワヤン)を王宮近くでやっている人と
道端でおしゃべりしてたら、おすすめのバティック工房を教えてくれた。
そこはバティックの学校で、授業のないときは作品の販売をしてて
見学や体験もできると教えてくれた。


ベチャ(人力車)のおじさんに行き先を告げ、
値段交渉までしてくれた親切な影絵のおじさん。
結局ワヤンを見にいけなくてごめんね。



まるで誰かの家みたいな小さな入り口の学校/店舗。
中ではすでに観光客一家がビデオをまわしている。
本格的なカメラも。取材か?
うちらを案内してくれた先生は
「どうぞ、どうぞ。写真を撮っていいですよ。」と言ってくれた。
ふつうなら撮影禁止でもおかしくないのに。
じゃ、遠慮なく。

ぼかしのテクニックをふんだんに使った2頭のドラゴン
山は2010年に大噴火したムラピ山かな?

ボロブドゥール!

染物なので裏表がなく、両面とも同じ色の濃さなんだとか。
窓辺にかけて、日光を通してみるとより美しいとのこと。
ジョグジャの人々の暮らしを描いた一枚。


なんだかたくさんの作品とたくさんの色を見ていたら
おなかがいっぱいになって、体験しなくてもいいかなー
って気分になった。笑


ろうけつ染めは、色をいれたくない部分にろうを垂らし
残した部分がその色に染まる…って感じなので、
逆算的な発想が私には難しく感じた。しかも薄い色からとか。
もう工程表を作らないと絶対に間違えそう!
バティック作家を尊敬します。


ポールが最初から妙に惹かれていたキノコのバティックを1枚購入。
枠からはずして折りたたんだら、まるでハンカチみたいなサイズ。
軽くてかさばらないからお土産に最適と何度も言われた。
フレームに入れたらまた写真アップします。