冗談みたいな誕生日

イギリスでは金曜日の夜からラグビーの6ネイションズが始まって、初戦のウェールズ vs イングランド戦を見るために、こっちの時間で午前3時半に起きた。試合が終わって(負けちゃったけど)朝6時過ぎに寝なおすことに。明日は特に予定もないし、ゆっくり寝ようと思ったらポールが信じられないことを言った。
「目覚まし6時45分にセットして。それで7時半に迎えがくるから。」
は?笑えない冗談だな。
無視して目を閉じて寝に入ると「誕生日だよねっ?!」と半ギレされた。
片目を開けて「そうだけど。」と認めると
「7時半に迎えがきて、キンタマーニに行くからね。それでサイクリングして帰ってくるから。さ、あと30分しか寝る時間ないよ。」
マジっ?!
そしてうちらは本当に7時前に起きて、迎えの車に乗ってキンタマーニ高原へ向かった。


今回参加したツアーはBali BINTANGというとこのマウンテン・サイクリング・ツアー。標高の高いキンタマーニ高原まで車で行き、そこからウブドに向かって自転車で下ってくる、というもの。


まずは途中のコーヒー&ハーブ農園でモーニングコーヒーのサービス。

幻のコーヒー、コピ・ルワックを焙煎する様子を見学。ジャコウネコも、そのうんこまみれのコーヒー豆も初めて見た。


さらに山を登ってキンタマーニ高原につくと、見晴らしがいいはずのレストランは一面真っ白な霧。小雨まで降ってきた。んー、この時期の山レジャーでいい天気は期待できないか…。
ピサン・ゴレン(バナナフリッター)とコーヒーの軽い朝食をいただいてからレインジャケットを借りて、ヘルメットをかぶって準備OK!約40km、3時間のサイクリングへ出発!


自転車は田園風景の中を、ときにローカルな村を通り抜ける。

うちらが通過するたびに家の前で子供たちが「ハロー!ハロー!」と叫ぶ。なんかいいな〜。
途中で止まって休憩していると、子供たちが寄ってくる。「マネー!マネー!」超がっかり。


バリの典型的な民家を見学。
いくらお金をもらっているとはいえ、毎日のように観光客が家にやってきて、敷地内をうろうろして写真を撮っていくってのは、どんなもんだろうと思うんだけど、写真を撮らずにはいられないものを発見!

バリ犬の赤ちゃん

コピ・ルワックでおなじみのジャコウネコの赤ちゃん(超貴重!)


ほんの少しだけど、上り坂もあって、これがキツい!登りきったところに大きなお寺があって、そこでガイドは止まった。自転車を積んだ軽トラも道の脇に止まっている。先に着いた人たちは水のペットボトルを受け取っていた。
あ〜、ここがゴールかぁ!やった〜!!気分爽快!

するとガイドが「さ、ここからあと15kmくらいだからね。そしたらランチにしよう!」と言った。
え?道半ばだったの?達成感を味わっていたのに…。
ランチとか言うから急におなか空いてきたし。




最後は車も通るような道路を通りながら後半の15kmはあっさり終了。待望のランチはおいしすぎて写真撮るの忘れちゃったんだけど、スープもナシ・チャンプルもおいしかった〜。



適度な疲れと寝不足で夕方帰宅すると爆睡!
ここに住んでいると観光っぽいことをしないから、バリの魅力を改めて感じたサイクリング・ツアーだったな〜。次回はおしり用マットを持参して参加したい。