日本語を教える、とは…

1月は、いろんなことをやり直すいい機会で、
ポールも忙しくて中断してた日本語学習を再開することに。
しかも、はじめは何かとヤル気があるもんで、
ひらがなも覚えたいらしく、今日はこんなもんを作りました。

誰かに日本語を教えようとしたことのある人なら、
きっと1度は作るであろう「50音表」。
旅に出る前にまだ幼い七海ちゃんの50音表をもらったのに、
どこかにやってしまったらしい。七海ちゃん、ごめんね。


読み方としてローマ字を書きながら思った。
なんで「た行」の「ち」だけ「Ti」じゃなくて「Chi」なんだろう。
なんで「は行」の「ふ」だけ「Hu」じゃなくて「Fu」なんだろう。
なんで「さ行」の「し」は「Si」じゃなくて「Shi」なんだろう。
だから私はいまだに「Please sit down.」って言えなくて、
「Please shit down.」って言っちゃうんだよ!
お客様に対して失礼じゃないかー!
これはほんとに恥ずかしいから発音を直したい…。


年末年始には日本語を習っているインドネシア人と話す機会があって、
ちょっと考えさせられてしまった。たとえば…

インドネシア語でおじいさんは「kakek(カケッ)」だけど、
日本語の本には違うページにそれぞれ「おじいさん」と「そふ」と書かれていた。
その大学生に「何で違うの?」と聞かれて困った。
どっちも正しいけど「そふ」のほうが丁寧な言い方で…そのぉ…。
じゃぁ“じーさん”とか“じじい”とかはどうなのか?
と思い出したらキリがなく、日本語ってややこしいと思った。


また、小学校で日本語を習っている子は、からだの部位を覚えたらしく、
得意げに私に披露してくれた。
ところがいったいどういう指導をしているのか、
上唇をさして「くち」、下唇をさして「くちびる」とわざわざ分けて言っている。
何のために???しかも間違ってるし!!!
さらに、おでこをさして「ここ何だっけ?」と聞いてきた。
「おでこ」だというと少し納得いかない顔をして、
だけど学校でなんて習ったか思い出せず、
その日は「おでこ」ということで、その後何時間も彼女は
「はな〜、くち〜、みみ〜…」とやっていた。


しかし翌日!彼女は真っ先に私のところにやってきて、
「ここは"おでこ"じゃなかったよ。"ひたい"だよ。」と修正してきた。
どっちでもいいけど!!
私が「"おでこ"とも言うんだよ。
実際"ひたい"って会話の中じゃあまり使わないけどね。」と解説しても、
学校で習ったことのほうが彼女の中では正しいらしく、
2度と"おでこ"とは言ってくれなかった。
先生は日本人じゃないくせに、
100%ネイティブな私の言うことを聞いてくれないってどういうことよ。


日本語って、ややこしいな。