私はおばさん

ふと考えてみると、日本を出てから小さい子供と触れ合う機会はほとんどなかった。うちらが泊まるようなとこに子連れの人はこないだろうし、知り合う人も隠居生活(早期を含む)をしている人が多く、みんなの子供はすでに成人。


だけど今日ひさしぶりに2歳半の女の子がうちにやってきた。クリスマス休暇でバリに来た友達の娘(24)と孫娘のブリちゃん
最初はどう接していいか少しとまどったんだけど、いっしょにプールに落ちたとこから一気に心を開いてくれて、大の仲良しに。さんざんプールで遊んで私が疲れてきてしまったので終わりにすると、ママがブリちゃんに「ちゃんと『ありがとう』って言った?」と聞いた。半分まだ遊びたくて、半分眠いブリちゃんは、幼児独特のとどたどしい声で「サンキュー、アンティ・トモ」と言った。


ア……アンティ?!トモおばさんかよー(ちょっと不満)


「シスターって呼んでくれてもいいのよ」といってみたけど、大人たちの笑いを誘っただけで、私はむしろ“年”を感じてしまった。言うんじゃなかった!


ふぅー。現実と向き合って、事実を受け入れなきゃいかんな。