ガーデニング大作戦

引越し先の家には大きな庭がある。「庭付き歴」が短い私にとっちゃ、とてつもなく大きな庭。オーナーさんは敷地内に2軒家を建てようか迷っていたらしい。1軒でやめてくれてよかった。

せっかくの大きな庭なのに、しばらく手入れをされていなかったのか、けっこう荒れててもったいない。どうせ住むなら気に入った庭にしよう!ということで、いくつかのガーデンセンターで聞き込み調査。日本やイギリスに比べたら安いんだろうけど、でも完全に予算オーバーだった。

唯一現実的な値段を提示してきたのは、うちの家政婦さんのいとこ、マデさん。前に会ったときにホテルやヴィラのガーデニング設計をしていると聞いたので、参考までに何がいくらでできるか聞いてみたのだった。

↑マデさんの案でプール周りの刑務所みたいな柵にもグリーンを!


でも、1つ問題が。
マデさん家から引越し先までは片道2時間半。庭が完成するまで1ヶ月泊めてほしいというのだ。話を聞いていても一番この先のことまで考えて庭設計をしてくれている感じだし、もちろん信用もしているんだけど、新生活でいきなりマデさんと同居!なんじゃそりゃ!
でもでも、庭のことを考えて、値段も再交渉してなんとかDEAL!交渉成立。マデさんはとても低姿勢に
「部屋も自分で掃除するし、マットレスを床においてそこで寝るから…」と言う。
私「いやいや、ベッドを使ってよ。きちんと寝たほうがいい仕事できるでしょ?」と言うと、
マデ「でも他の作業員もいるし、料理してもらうのに僕の奥さんにも来て欲しいし。」と言う。
ポール「え?いったい何人がうちに泊まるの?」
マデ「たぶん4人くらい。いま声をかけている段階だけど。」

新生活はいきなり4人くらいの他人と同居することになった。あはははは!(もう空笑い!)
せっかく奥さんが来て料理作るんなら、バリ料理を教えてもらおうっと。仲良くできるといいな。

↑ここで奇妙な同居生活が始まるのだ。