絶景かな

今日は大移動だ。バリの中央って言ってもまだ南のほうのウブドから、キンタマーニ高原を経由して、島の北側テジャクラに出る予定。2月には厚い雨雲に覆われて、まったく姿が見えなかったバトゥール山も今日は見えるかな?


朝、チェックアウトしようとするうちらをスタッフは止めた。「明日は大きなセレモニーがあるのに、どうしてもう1泊していかないの?」毎日毎晩近所の人が集まって朝早くから遅くまで準備をすすめていた。明日は結婚式と歯を削る儀式があるのだ。(犬歯は獣の歯みたいだから、これを削って悪いことを防ぐ意味があるらしい。)

すっごく見たいけど、ウブドですでに4泊もしちゃってることを考えると…次へ行かねばとも思う。予定通りチェックアウトすることに。ありがとう、コトゥ!



ウブドから北上するときに“Tegal Lalang(テガララン)”と呼ばれるライステラスで有名なとこがある。
実はいわゆる観光スポットの“ライステラス”と呼ばれるところを見たことがなかった。田んぼは周りにいっぱいある。そういう田園風景のことかと思ってたら、ひと際すばらしい場所に出くわした。ココがそうだったのかーっ!

思わず急ブレーキ。バックパックも下ろさずに駆け寄った。すごーい!絶景だ!!朝からパンク事件で出遅れてイライラしてたけど、一気にテンションが上がってきたー!



さぁ、先を急ごう!夕方までに島の北側に行くのだ〜!
ライステラスの後は、同じような風景が続いてちょっと退屈だった。
でも途中で胸に“塚本”と刺繍の入ったジャージを着たお兄ちゃんからアイスクリームを買って食べたり、

「この先でお祭りやってるのよ〜♪縁起ものだから、さぁさぁ。」と強引におでこに米粒を貼り付け、バイクに花のお供えを差し込んできたおばちゃん(後に金を要求される)に出会ったりした。



ポリスの免許証チェックも通過すると、そこはキンタマーニ高原!ボルケーノだぁ〜!!

2月に訪れたときは、ひどい雨と霧で、ほんとに5m先も見えないような感じだったレストランからも、キレイに湖まで見えている。う〜ん、季節を変えて訪れるとこうも違うか。


観光客キャッチャーたちが寄ってくる。「ランチ食べた?いいとこ連れてくよ。」「どこに泊まるの?」
気分がよくなったのかポールが「どうする?ごはん食べてく?それともここで1泊してく?」と言い出した。まだ1時間半しか走ってませんけど!!
ダメダメ、今日は北側のビーチまで行くんだっ!



キンタマーニから目的地のテジャクラまでは、地図で見るとそんなに遠くなさそう。
ところが等高線のワナがあった。直線距離では遠くなくても、実際の道はアップダウンの厳しい山道!しかもクネクネ。背中のバックパックが振り子の要領で私を引っ張る…落ちるぅ…!

また山道に飽きてきた頃、雲の向こうに海が見えた!
やった!!島の反対側に出たぞー!!
最後の最後で雨に降られたり、探してた宿が見つからなくて同じ通りを2往復したりして、もう疲れた。おなかも空いたし。「じゃあ、ここがダメだったら、ヨーロピアン向けお高いホテルに泊まろう」と言って見に行ったゲストハウスが大正解!!!
今日3つめの絶景は、ボンダレムビーチでのサンセットだった。

このゲストハウスについては熱く語りたいので、コチラ!