ヤンヒー病院

2年以上前からずっと「バンコクに行ったらぜひ行こう!」と言ってて行けなかったところがある。
そこがヤンヒーホスピタル。整形手術や性転換で有名な病院らしくて、優秀なスキルの先生が130人以上も常駐してるんだとか。バンコクでないと磨けないスキル…。


で、今回うちらがやったのは整形ではなく、デトックスのほう。7階はデトックス専用フロアになっていて、8部屋あるデトックスルームはほぼ満室。平日だっていうのに!タイの人は、外見だけでなく中身もキレイにするのに一生懸命なのねー。
ここでいう「デトックス」とは「腸内洗浄」のこと。医者の問診を受けて、いよいよデトックスルームへ。あー、怖いっ!
腸壁にこびりついた汚れが落ちると、栄養の吸収がよくなったり、かくしてお肌がキレイになったり、体調がよくなったりと、いいことづくめのデトックス。前からやってみたかったけど勇気がなくて、日本だと高かったし、やらずじまいだった。


看護婦さんは妙にテキパキしてる。「はい、着替えて〜」と病院パジャマを渡され、
「じゃ、ここに横になって〜」と便器つきベッドみたいのに座ると、
バサッと布をかぶせ、ガバッと手をつっこみ、ササッとチューブを挿入してレバーをOPENに切り替えた。
なんの説明や断りもなく!
「お湯がおなかに入ってきてるのわかる?なるべくこらえてね。」
えぇー!ものすごくおなかが痛いんですけど…こらえるって…どれくらい?
「だったら出してもいいわよ。下痢のときみたいな感覚でしょ?でも出したらまたこらえてね。」
あわわわわ…。はっ、はやくどっかいってくれー!もうムリ!
「お湯が10リットルまで減ったらこのボタンで呼んで。そしたらおなかをマッサージしにくるから。」
百聞は一見にしかずというか、いきなりOJTみたいな感じで私の初デトックスは始まった。



最初しばらくはクリアなお湯が入っては出て、入っては出て…の繰り返しだった。
ちゃんと腸内洗えてるのかよ、これ。不安になったころ、大きな一波がやってきた!
ギャーーーーー!!!!
後半は緑色ちゅーか、なんだか白っぽいヘドロっぽいものがちょろちょろ出てきて、
こびりついた汚れも落としてます、って感じになった。よしよし。



腸内洗浄中はテレビを見たり、雑誌を読んだり、ってのは聞いてたけど、私にはそんな余裕一切なし。
こらえてる間も、それが出ていく間も、ずっと鳥肌立ちっぱなし。
看護婦さんが「疲れてなぁい?」って聞いてきて初めて「あ、私エネルギー使い果たした」って気づいた。
終わった後はハーブのジュースをコップ1杯飲んで、もう終わり。お会計時に食物繊維タブレットをもらった。
腸に貯めんなよ、ってことか?
3か月か半年に1度のペースでやると、なお良いらしい。



※終わった後は、しばらく病院内のトイレ近くに待機してるか、まっすぐ宿泊先に戻ったほうがいいかも。だって、おなかに残ってるお湯がおりてきて、トイレに行きたくなったときには…キャーーーー!