エア・アジアの落とし穴

カタカナだとこれでいいのか?Air Asia。
爆安航空会社なので、タイやマレーシア、バリでも、いつもお世話になってるけど、今日はじめて「高っ!」と思った。


機内食はドリンクもすべて有料だし、
荷物を預けるのに、重さごとに値段を払わなくちゃいけないし、
優先搭乗するのも有料だし、
結局他の航空会社と変わらないよ、って声もあったけど、
意外なところで高くつくことがわかった。



Air Asiaは、よく6か月以上先の予約なら無料!でも税別、みたいのをやってて
来月末にビザの更新のためにバンコクに行くフライトも、ずいぶん前に予約したものだった。
ところが数日前、予約したポール宛にメールが。
「あなたのフライト時間が変更になりました。」


訳あって、バリ→クアラルンプール、クアラルンプール→バンコク、と乗り継ぐんだけど
2本目のKL→バンコクのフライト時間が変更になってしまった。
遅れるならまだしも、7時間も早まったのだ!
うちらがバリを出る5分前に、飛行機はバンコクへと行ってしまう!
絶対に間に合わないじゃーーーーん!
超余裕を持って乗り継げるように予約したのに、全然足りないじゃーーーん!



ウェブで予約したので、ウェブで変更できないか確認。
夜の便があるから、それに変更できそうだ、差額もほとんどないし…と思って、いろいろやってると
最終的に「不足分Rm270払え」と出てきた。どっからその金額が出てきたんだ?!
内訳をみると、Change Fee とやらにRm150(約4,500円)もかかっている!
Rm270は、今から新規で航空券を予約するのと同じ値段だ。
あんたらの勝手な時間変更のせいで、フライトを変えなくちゃいけないのに、
なんでもう1回同じ金額を払わなくちゃいけないんだー!


ページ下の注意書き1行目に「うちはPoint to pointな航空会社だから、接続に関する責任は一切負いませんよ」みたいなことが書いてある!っく〜!
Change Fee って、うちらがネットですべてやってるわけで、あんたら何にもしてないじゃーん!



運悪く、今日のバリは大きな祝日の中日。開いてる店は少ない。いちかばちか、Air Asiaのオフィスへ。
ジャッターは閉まっている。
カルフールAir Asiaデスクがあった!そこに行ってみる。
「空港にカウンターがあるから、そこで事情を話せば無料で変更してくれるかも。」
なんであんたらの勝手な予定変更のために、うちらが暑い中、走り回らなきゃいけないんだよー!
でも空港へ。明日はまた休み、翌日は日曜日。善は急げだ。



苦情&変更希望の人が並んでいる。
あー、こんなカウンターで働くのって辛いな。
お客はみんな最初から怒ってる。
この姉さんたちが直接悪いわけじゃないのに。



そんなことを考えてたら、うちらの番に。
できるだけやわらかい言い方で事情を説明し、
「で、何してくれるの?」で間をおく。
こうしてくれ、とあえて言わないポールはすごい。
しばらくあれこれ確認ののち、お姉さんの口から「夜9時の便に無料で変更させていただきます」と言う言葉がでてきた。
YES!!!
バッグに入ってたあめちゃんをお姉さんに渡し、思いっきりの笑顔でありがとうと言ってカウンターを離れた。



うちらはラッキーだった。
次に並んでたアラブ系の夫婦は、空港に来てみたらバリ→KL便がキャンセルになってたのだという。
KL→ドバイ、ドバイ→どっか、とさらに乗り継がなきゃいけないのに、どうしてくれるんだ!って怒ってた。
キャンセルの理由もわからず、返金もしてもらえないみたい。
マレーシア航空なら接続できるから、それに乗せろ、とAir Asiaのカウンターで言っても「No」の一点張りだ。
あの夫婦、結局どうなったんだろう。
当日、空港のカウンターでマレーシア航空のチケットを買ったんだろうか。最悪だー!
安く抑えるためのAir Asiaなのに、意外なところで高くつくもんだ。