クリスマス・ディナー

ディナーといっても、夜ごはんじゃありません。イギリス英語では昼ごはんの意味。夜ごはんはSupper(サパー)です。
それはさておき、クリスマス・ディナーを2人分だけ用意するのは大変だし、無駄だし、ってことで、元ツアーガイドのダニーたちと一緒に食事をすることに。最初に計画したときは10人だったのに、今日いってみたら総勢22名になっていた。


↑左側で水のボトルを持ってるおじさん。優しそうな顔して、この筋肉!しかし誰も彼につっこまない。21人もいるのに。誰もつっこめない。ただ、ポールだけは放ってはおかなかった。ひと皿目のスープを食べてるときにこう言った。「何食べてるの?ホウレンソウ?!」まじめなおじさんは笑って「豆のスープだよ」と答える。ポパイのマネとかすればいいのに…まわりもちょっと笑ったけど、会話は終わってしまった。
またしばらくして出身地の話になり、ウェールズ人ならそこにも一人いるよ、と言われた。誰?え、ポパイ?!
なんとポパイはウェールズ出身なんだけど、オーストラリアに移民したボディビルの元世界チャンピオンだったのでした。「ウェールズ人だから、背が低いでしょ(笑)」と自虐的な発言。確かに立ってみるとポールとほとんど変わらない。「でも酒を飲まないウェールズ人ははじめて見たよ。」とポール。確かにそうかも!それからしばらく「ウェールズ出身の有名人ネタ」で盛り上がった。よかった、よかった。

肝心なクリスマス・ディナーは…あたしにはイマイチでした。お客がいっぱいでひと皿ひと皿の間にすごーく待たされて、メインが来た時には飲み物でおなかいっぱいになってる感じ。クリーミィでよけいに腹が重たくなったのかも。最後のトライフルは食べられなかったよ。無念…!
それなのにポパイはしばらくすると「もうおなか空いちゃったよ」とウインクしながら小声で言ってきた。小声。大きなカラダで恥ずかしそうに小声で話すポパイ。さすがだ!その筋肉は存在するだけでエネルギーをガンガン消費してるもんね。夕方になって、みんながビーチに移動するときに、ポパイは途中のワルン(食堂)に寄り道。ナシゴレン・スーパーを食べていた。ナシゴレン・スーパーは、普通は目玉焼きが乗ったスーパーな炒飯なんだけど、ポパイの場合は筋肉のためにタンパク質が必要だから、目玉焼きが4つ!さすがだ!