首都カーディフ

今日はポムも休みなので、一緒にカーディフに行ってきた。マウンテン・アッシュからは電車で40分程度。しかも平日の昼間なのでCheap Saverという往復チケット(£5.10)で行ってきた。


国立の博物館の前に来ると、ポムはおもな見どころの位置を説明して、朝ごはんを食べにパブへ行ってしまった。
先日、図書館のメンバーになったポールはLonely Planet(英語版「歩き方」みたいなガイドブック)を借りていた。それによると、この国立博物館は無料だとか!さすが税金が高いだけある!!どんなもんだか、さっくり見てみることに。


■National Museum & Gallery of Wales(www.nmgw.ac.uk)
入場料:無料
火曜日〜日曜日(月曜休館)、10am-5pm

中の表示はすべてウェールズ語メイン、英語が補助の2ヶ国語表記。火山や地震の成り立ちから始まって、地震の参考映像に日本の映像が使われていた。大陸が何億年もかけて移動して、今の位置になるまでのビデオはおもしろい。UKは南半球にあって、プレートの移動に伴って北上し、今の寒い位置まで移動してきたのだ。すごい!
当然、UKが赤道直下にあった時代もあるわけで、気候によって生えてる植物や、生き物も違うから、今は存在しないものの化石が出てきたりしている。それからどんどん北上して寒くなるので、UKから消えていった動物なんかも紹介されている。
すごい!歴史ってすごい!と思わされた。
学校の子供たちもたくさん訪れるので、表現も凝っていて、すごくわかりやすい。英語ができなくても、ある程度楽しめると思う。


2時間後にポムと会うのに、すっかり博物館に時間を割いてしまった。向かいの公園は花がたくさん咲いていて、春満喫な感じ。いい天気でよかった!写真だけ撮って、さぁ次へ。




■Cardiff Castle(カーディフ・キャッスル) www.cardiffcastle.com
入場料:グラウンドのみ£2.90、ガイドツアー込(城内に入れる)£5.80
9:30am-6pm(3月〜10月)、9:30am-5pm(11月〜2月)

風はまだ冷たいのに、ひなたを見つけた英国人たちが、半そでで芝生に寝転がっている。なぜ「ひなた+芝生=寝転がる」なんだろう。
カーディフ城をめぐるガイドツアーがあるんだけど「今日は時間がないから、外から写真だけ撮ろう」とポールに言われてしまった。絶対に再び訪れる約束をして、写真だけ撮って、次の目的地へ。




■Millenmium Stadium(ミレニアム・スタジアム) www.cardiff-stadium.co.uk
ガイドツアー(所要時間1時間)£6.30

何度もTV中継では見てきたミレニアム・スタジアム!ほんとは試合を見たいとこだけど、残念ながら国際試合は終わってしまって6月までないとか。スタジアム内を見て回れるガイドツアーに参加。

まず最初に連れて行かれたのは更衣室!主な選手のユニフォームがロッカーにかかっていたり、等身大の選手が置いてあったりして、参加者のテンションは一気に上がった!

更衣室の壁に描かれた赤い絵は、ウェールズ出身で、今はイタリア在住の画家アンドリュー作。ミレニアム・スタジアムがオープンしてから、しばらく不調が続いていたので、ナショナルチームのメンバーから、縁起が悪いから更衣室の場所を変えたい、と申し出があって、今はスタジアムの反対側を使い、この場所を展示用にしたらしい。で、縁起の悪い旧更衣室に幸運を!ということで、アンドリューに縁起の良い絵を描いてもらったんだとか。


プレスルーム(試合後にインタビューしてるとこ)を通過し、ゲートの前にきた。ここをくぐるとグラウンドに出れる!選手が1列ずつ並んで、小走りで出てくるあの場所だ!ツアーに参加してた子供が先頭に立って、うちらも並んで走り出た!
すると、大型スクリーンが点灯し、ウォーーー!という歓声が場内に響いた。凝ってるツアーだなぁ。客席がほんとに近いのがよくわかる。


今度は客席へ。色分けされた席の説明とか、車いすで見られる席がこれだけあるとか、屋根の開け閉めに何分ずつかかるとか、いろいろ競技場の基本的な情報を聞いた。(詳しいことは忘れた)
妙に力の抜けたガイドが「行ってみたい人は最上段まで上ってみていいですよ。僕はまぁ行きませんけどね。」と言った。行ってみたい!!TVで見てて、一番上の席の人は見下ろす時に落ちそうなんじゃないかと思ってたけど、階段はほんとうにスティープ(急斜面)!!そしてグラウンドは遠い。トイレに行くのも大変かも。


次は5階へ。ここはボックス席で冷暖房完備、シンクとミニバー付きの部屋がある。座席もクッションがあるから快適。シーズン単位や年間で買えるらしいんだけど、いつもほぼ完売なんだとか。
写真(中)はクイーンが座る席。なんか意外と普通でがっかり。もっと背もたれが高くて、ゴツい造りかと思ってたのに。でも、肘掛は通常席の2倍大きいらしい。ここで力の抜けたガイドが「ということはつまり…?」と参加者に問いかけた。何さ。
「つまり、クイーンは一般的な人より2倍大きな腕をしているということです。」えー、笑えない!
最後は1999年に与えられた本物のカップ(何のカップだか忘れた)と写真を撮りたい人は撮って終わり。
ありがとう、力の抜けたガイド、Gareth!時々おもしろかったよ。

※ツアーに参加するなら3時以前をおすすめ。4時の回ですら、終わった時にオフィシャルグッズショップは閉まってたから。ほんと5時にはシャッターしまってるもんね。いろいろ買いたかったのに…。