極楽ボートトリップ

Mikeの店に毎週末通っていると、おなじみのメンバーができてくる。今日はそんなお得意様ご一行にMikeが「日曜日にコ・パニャン(Koh Pha Ngan:パンガン島)にランチ食べに行かない?」と軽〜く声をかけて、みんな集合。ボートでお隣の島コ・パニャンへ行ってきました!

フィリピンのビール、San Miguelの総代理店みたいのをやってるMikeなので、ボートにもSan Migがギッシリ!私のソフトドリンクはなかった(泣)。ボートは20分くらい乗ってたけど、おおはしゃぎの大人たちが歩き回って、みんなが右側に座ったりしてるとボートが傾くんじゃないかと気になって仕方がなかった。まぁ、大人10人が片側に集まったくらいで傾くようなボートじゃなかったけど。でも無性にハラハラした。目的地はけっこうな遠浅になってて、ボートはガリガリガリッと岩場に乗り上げたりしつつ、波止場に到着。そこには警備員みたいな、特攻隊みたいな服装をした2人の男性が迎えにきていた。

迎えにきてくれたのはMilky Bay ResortのマネージャーChris(クリス)。Mikeと同じく南アフリカ出身。特攻服、いえ、制服の胸にはタイの国旗と、南アの国旗が並んでいる。そしてクリスのほんとの胸にはなぜかNikeのマークが!彼は「スポンサーなんだよ」と言っている。逆胸には自分のパスポートNo.のバーコード(って言ってたと思う)もタトゥーしてたり、なぜかオリーブオイルのラベル内容がおなかに書いてあったり。ほんとはイタリアンのレシピを、おなかに上下反対に入れようと思ってたんだって。そうすれば、おなかを見ながら料理できるから。この人、超おもしろい!でもほんとに気のきくいい人。サービスは最高だった。


Milky Bay Resortに着いたのは1時前だった。遅めランチかな?と思ったけど、いつまでたってもプールで遊んでて、一向にごはんの気配がしない。確かに外にある窯にチキンを入れているのを、この目で見たのに!すでにこんがりしてたのに!おなかは空くけど暑いのでプールに入る、ダイビングの練習もできるプールなので足は届かず、ずっと立ち泳ぎ、疲れて上がる、また暑いので入る、の繰り返し。3時半頃「あと15分で食事の用意ができるから」と言われたのに、結局みんなが席についたのは4時半!!腹減りすぎですからっ!

にんにくのいい匂い♪まずはムール貝が登場。デカっ!貝も大きければ中の粒もおおきくてウマイ!新婚花嫁で超美人なスージーもガッついてた。ほうれん草のソテーがのったブルスケッタ、スモークサーモンのサラダと続き、それだけで割とおなかは満たされてきた。でもチキンは…と思っていたら、ついに登場!

私とスージーの席の間に1皿ドーンと置かれた。「きっとあと2皿はくるよね?」と言って、スージーはさっそく手をつけはじめた。食べるのほんとに早い!そして予想通りチキンはさらに運ばれてきた。そしてさらに、そしてさらに!「え?もしかして1羽ずつ?」とウェイターに聞くと「Yes」の答えが!
 
チキン大好きだけど、ソースも、添えてある野菜たちも、ほんとにおいしかったんだけど、ギブアップしました。帰りのボートもあるし、魚に餌付けするわけにいかないし。そうそう、エビも出てきたな。しかも下にごはんが敷いてあって、エビのクリームと混ざってあれは絶品だったなぁ♪みんな米文化の人じゃないから、一人占めだったけど。ふふふ。

おなかもまだ落ち着かない6時前。スキッパー(ボートの運転手)のデニスがちょっと心配そうに「そろそろ本当に帰らないと」と言い出した。Mikeが伝票を持ってきてみんなに声をかけた。「えっと、17,000だから…2,000ずつでいいか。」Mikeとデニス以外はみんなカップルか家族だったので、なぜだかみんな1グループあたり2,000バーツずつだと勘違いしていた。みんな2,000バーツ用意してから、「あれ?もしかして一人2000?!」とか言い出した。酔った勢いで「高すぎるわよ!」と文句を言いだした人もいたけど、あの料理たちと、あんたたちが飲んだビールのことを思えば妥当な値段では?ポールと予想外の出費だね、と見合せながら4,000バーツ払った。続いてMikeが「あとボートは800ずつね」と言った。えーーーーー。ボート代は別なの?と思ったけど、そうだよね。ここのリゾートに払うわけじゃないし。さらに1600バーツ払った。あたしのタイでの1日の予算は500バーツなのに(泣)。でも、普通の旅行者だったら体験できないような貴重な日を過ごせたし、よしとするか。

デニスはMikeにボートを売ろうとしてるらしい。早く買ってくれないかな、Mike。

Milky Bay Resort http://www.milkybaythailand.com/index.html