20年ぶりの1勝

今日からラグビーの‘6 nations’が始まった。UK4カ国(イングランドスコットランドウェールズアイルランド)とイタリア、フランスの北半球にある6カ国で毎年争われる。

開幕戦はアイルランドvsイタリア、2戦目がイングランドvsウェールズだ。2戦目はイギリスの16:30にキックオフなので、タイでは23:30に試合が始まった。

Chaweng Beachにあるスポーツバー‘The Islander’は1階でプレミアリーグ(Man Uの試合)、2階でラグビーを放映していた。2階は割りと空いてたのに、国歌斉唱の頃になるとバタバタと人が移動してきた。ギリギリまでMan Uの試合を見てたらしい。

ワールドカップでも準優勝だったし、イングランド有利の声が周りでは高かった。TVでも「ウェールズは今回の開催地トィッケナムでイングランドに過去20年間勝ったことがない」と言われる始末。ウェールズは監督が変わったばかりだし、どうなることやら、まったく予想がつかなかった。

試合はほとんど13点差でイングランドにリードされたままだったのに、後半あと10分くらいってときになって動転のトライ!その1分後にもイングランドのミスから一気にもう1トライ!今までどこにいたんだ、ってくらいの大歓声に鳥肌がたった。

そのまま逃げ切ってウェールズがとても意味のある1勝をした。ポールはいっしょに試合を見てたアイリッシュの男の子たちに御礼を言って回ってるし、前のテーブルに並んでたウェールズボーイズは、なぜかTシャツを脱いで喜びの腕立て伏せをはじめた。
それからポールの興奮は冷めず、明け方まで私が眠れなかったのは言うまでもない。