バイクを借りて

初日はクタの街のうるささにウンザリだったけど、週末はポールの仕事がないので昨日からバイクを借りてちょっと遠出してみた。バイクを借りるときに操作の説明や、どこが一方通行だとかを教えてもらうことはあるけど、警察の対処法について教わったのは初めてだった。

彼らが言うには、バリの警察は悪いから、観光客を見つけては止めて、いろいろとバイクをチェックした挙句、お金を要求するらしい。これは違法のバイクだとか因縁をつけて金を払えばこのまま通してやるよ。っていう手らしい。モメたくなければRp20,000も払えば大丈夫なんだとか。もしRp200,000とか言われても払っちゃダメだよ。と教えてくれた。まぁ、そんな悪ポリスに会わないことが一番なんだけど。


さて、乗り物が手配できたけど、どこが見所か情報がない私たち。私のかすかな記憶(歩き方の立ち読みin KL)をたどってタナロット寺院に行くことにした。あいにく昨日は満月で、いくつかの寺院がお祝いをしていた。そのためメジャーな道路のいくつかが通行止めに!大きく迂回しながらもなんとか到着。夕日の頃がすばらしいので、みんなその時間帯を狙って来るんだけど、昨日は道路がめちゃくちゃ混んでて、大型の観光バスが日が完璧に沈みきってから到着してた。かわいそうに…。

ここはサーフィンに向いてそうないい波がガンガン来るんだけど、その波がお寺の立ってる岩とかを侵食するんで、それを防ぐために日本のどっかの団体が大活躍したらしい。ポールはその看板を見て慌てて私に読ませまいと‘Japanese’の文字を隠したんだけど、あいにく同じ文章が日本語でも書いてあるんだよね。メインのお寺以外にも、すばらしい見晴らしのレストランもあって、予想以上によかった!

バイク2日目の今日はクタから南下することに。断崖絶壁に立つウルワトゥ寺院へ。イスラム教徒だらけのマレーシアから一変して、ヒンズー教が多いみたい。このお寺もヒンズーのお寺で、お祝いがあると3日間祝い続けるんだとか。入り口の前にお店がいくつかあって、うちらがバイクを止めて歩き出すと「お寺に入るにはサロンがいるよ。ここで買ってきな」と声をかけてきた。「ハロー。あんた、これが似合うよ。買ってきな」と次々と声がかかる。再びうんざり。短パンがNGなとこは、たいていサロンを貸し出してくれるのを知ってるもんね。案の定、無料でサロンを借りれた。驚くほど鮮やかな紫のサロンに黄色いヒモで腰を結ばれて、ちょっと恥ずかしかったけど、中に入ればそんな人たちだらけだった。

肝心な本堂には入れず、外から見るだけだったけど、絶壁沿いに万里の長城みたいに壁と歩道があって、これまた景色がすばらしかった。海の色もキレイだったしね。入り口で強引な押し売りガイドがいるけど、交渉してRp50,000からRp20,000で案内してもらうことに成功。日本語を話すガイドもいっぱいいた。


話はそれますが、インドネシアって物価がめちゃくちゃ安いかも!日本と比べたら笑っちゃうくらい。タイやマレーシアと比べても安いと思う。ポールは再びビールを飲み始めてしまったよ。マレーシアではランカウイ以降、ビールが高くて飲む気がしないって言ってたのに…。ちなみにBintang Beerをコンビニで買うと、大ビンでRp15,000ほど。180円だよ!
そして私たちのお気に入りになったのは写真のシーフードバスケット。ローカルっぽいレストランでRp50,000(600円!)。カニなんて一杯まるごと焼いてあってめちゃくちゃウマイ!!感動したのはガーリック風味のイカと、身がやわらかくて香ばしく焼きあがったスナッパー(鯛?)。また食べようっと。あ、もちろん2人で分けて。