発熱してました。

ランカウイを発つ日から、のどがチリチリしてマズいなぁ〜と思ってたんだけど、やっぱり風邪でした。症状は順調にのどの痛み→鼻づまり→咳…と進んだので最終段階、と思ったら久々の激しい頭痛!これには参った。もともと頭痛になりやすいけど、薬を飲めば落ち着くタイプだったから「また頭痛かぁ。薬飲んどこー。」程度だったんだけど、まったく効果なし!前かがみになったり、寝返りを打つだけでも頭が半分に割れたんじゃないかと思うほどの痛み。吐き気もひどくて、旅に出て丸3ヶ月、ついに医者のお世話になりました。

私は動きたくなかったのでポールがクリニックを見つけて予約をしてきてくれた。なかなか見つからなかったらしいんだけど、それもそのはず。漢字の読めないポールは中国語の看板から推定できないし、マレー語でクリニックは「KLINIK」。「C」ではなくて「K」で始まるクリニックだから余計に見落としてたんだと思う。医者は意外と近くにいました。

ポールが予約時にあらかじめ症状を伝えておいてくれたんだけど、医者に再度聞かれ、血圧を測り(110/70だった!)、聴診器で心音を聞き、医者が再び質問してきた。「ちゃんと眠れてる?」これには意表をつかれた感じだったんだけど、振り返ればよく眠れてないかも。私は寝つきは悪いが、寝てしまえば夜中に起きないタイプ。しかしペナン島に来てからはゲストハウス暮らしで、ベッドが小さくて気持ち悪いとか、今のとこはベッドはいいんだけど壁が紙でできてるみたいに薄くて、隣の部屋でビニール袋をカサカサやってる音すら聞こえるほど。しょっちゅう起きて熟睡できてなかったかも。

すると医者が「深刻な頭痛ではないね。血圧はこの年代の女性にしてはすばらしいし、心臓もまったく問題ない。のどの腫れも引いているので、単に旅の疲れやストレスでしょう。」と言った。最初の「シリアスではない」の一言で、めちゃくちゃ気分がほっとした。そっかぁ〜、環境の変化によるストレスが原因の偏頭痛だったんだぁ♪ひと安心。頭痛薬と、吐き気を抑える薬と、念のための弱〜い睡眠薬をもらった。この頭痛薬が一発的中!箱で買いたい!!まぁ、薬が必要ないのが一番だけど。ポールには今後の移動時には私にストレスを与えないように、ある程度環境の整った安宿にしてくれ、とお願いした。

さすがに私の堅強な胃も弱ってたらしく、しばらく食も細かった(私にしては)んだけど、今日は完全復活!薬も飲まずインディアン食堂でチキンマサラを堪能。夜はRed Garden(紅園)という屋台村みたいなとこでマレーシア名物「サテ(ピーナツソースを付けて食べる焼き鳥)」を満喫。ん〜、健康ってすばらしい!

やっと元気になったのに、明日は早くもペナン島とお別れ。高原の避暑地キャメロン・ハイランドへ向かいます。バスで4〜5時間の旅だとか。これまた疲れそうだなー。お菓子を買ってバス旅に備えようっと。