Seramat Hari Raya!!!

今日はハリ・ラヤ・プアサという祝日。断食(ラマダン)明けで、正月やクリスマスみたいな日らしい。正確には昨夜7時頃(エリアによって何分から食べられるか微妙に違う)から食べられるんだけど、今日に備えて料理を仕込んで、家を飾りつけ、それぞれ実家や親戚、友人の家を訪れてお祝いするんだとか。

で、Off Shore仲間のDonの嫁がマレー人なので、彼女と一緒にうちらも友人宅を訪れることになった。ちなみに彼女の実家はボルネオで、数日早く里帰りを済ませてきたらしい。
 
それぞれの家では料理を大量に準備し、訪問した人に無料でふるまう。初日は主に親族や親しい友人向けらしいけど、その後はOpen Houseといって、通行人誰でも家に招いてごちそうするんだとか。

*バナナの葉で巻いたちまき風のはツナカレー入り。お米は少しパラッとしてて日本の米に近いかも。この家のお母さんが東海岸出身で、そちらの郷土料理なんだとか。
*左のビンは、Rendan(確かそんな名前)というビーフカレー。牛肉はめちゃくちゃ柔らかく、口の中で崩れる感じ。カレーというより生姜がきいてて私好み。
*右のビンは、Donの嫁Annieが大好きな牛肉のそぼろ煮。日本のふりかけみたい。英国人たちはビーフジャーキーみたいと言ってるけど、山椒と一緒に甘辛く炊いたふりかけみたい。普通の白ごはんが欲しい!
*テーブル中央にあるグラタン皿みたいのは、もち米とココナッツを一緒に炊いたもの。少し甘くてお団子みたい。この団子とカレーを一緒に食べるのは…複雑な心境。
*ハリ・ラヤ・クッキーと呼ぶクッキーは、どれもサクサク過ぎて口に入れたらしゃべれない。緑や水色・ピンクなど、本当は相当カラフルらしいが、この家のご主人がカラフルな食べ物がダメらしく、色を控えめに作ったんだとか。私も水色のクッキーを出されたら食欲失せるよ。


今日行った家はお店も併設してるので、観光客もよく来るらしい。昨年はしきたりを知らないフレンチカップルが通りかかり、家に招いて食卓に座らせたら「メニューをください」と言われたらしい。それを聞いてみんな爆笑してるんだけど、私だって家庭風の食堂と勘違いしたかもしれない。

出された食事はどれもおいしくて、シダー(マレー語でおいしい)と言うと「おかわりどうぞ」とどんどん薦められてしまう。このあと2軒訪問する予定があって、Donに「この後のことを考えたほうがいいよ」とアドバイスされて食べるのをやめた。このアドバイスは本当に正解!結局3軒制覇ならず次の2軒で今日はギブアップしてしまった。もう食べれない…!

2軒目のNORには2人子供がいて、子供には小さな封筒にお金を入れて渡すらしい。日本のお年玉だ。金額はRm1.00でもいいし、あなた次第だと言われたんだけど、お金が絡むと本当に難しい。封筒を準備して、いざ2軒目に着いたら、子供がわんさか!親戚が集まっているらしい。しかも車が着いたらウワーっと寄ってきた!まずい!こんなに用意してないよ。結局子供が引けたときに、こっそりNORに封筒を渡して帰ってきた。

ホテルに戻ると、いつもは同じユニフォームのスタッフも、今日は正装で着飾っている。外には大型観光バスがズラリ。チェックインのグループも続々とやってきて、本当に繁忙期に入ったんだなって感じ。今はどこもマレー人が帰省やホリディで移動しまくってるらしいので、うちらはヘタに動かず、もう1週間ほど滞在することに。