よくガンバった!!

しかし!今夜は見に行っておくべきだった!!!よくやった、ニッポン!
巨人ばかりのフィジーを相手に何度となくリードし、またトライを決められ、トライし返し、本当に見ごたえのある良い試合でした。客席にも日本人の応援団がいっぱいいて、みんな顔に歌舞伎みたいなペイントしたり、天狗のお面をかぶったりしてて面白い。カメラも日本人ばかり映してた。きっと今日あそこに座ってた人は自分が日本人であることを誇りに思ったでしょうねぇ。

いつもスクラム組まずに後ろでウロウロしてるなぁ、と思ってる人が必ず一人はいるんだけど、彼らは9番を付け、けっこう小柄な人が多い。ところがこの9番さんは「スクラムハーフ」という司令塔みたいな役割で非常に重要なんだとか!ひどいこと考えててごめんなさい!その日本の司令塔が脚を傷めてしまって交代。ところが10分もたたずに(正確には不明。でもそれくらいの早さで)代わりのスクラムハーフ君も潰され、脚をやられて退場。詳しいルールは知らないんだけど、もう既にこのポジションで代役を使ってしまったので、誰か別のポジションの人がスクラムハーフをやらねばならないらしい。そんな…!解説者も「日本はスクラムハーフを使い果たしてしまった」とか言ってるし、フィジーにトライを決められ、その後のシュートも入ってしまい絶体絶命!あと10分で2トライ決めないと逆転できない計算に。

でも、そんなときこそ大和魂の見せ所!すばらしいふんばりでなんとトライし返して、4点差まで追い詰めた!もう後2分。負けても5点差以内で負けると「ボーナスポイント」というのがもらえるらしい。このポイントが後々順位を決めるときに影響するらしい。試合の時間80分を超えた時点でボールが外に出てしまったりしたら終わりだ。でもさ、4点差で負けてもポイントもらえるし、いいじゃん、と思ってしまったんだけど、選手たちはそう思ってはいかなったらしい。フィジーは早く試合を終わらせたくて(勝ちを確定させたい)ボールを大きく蹴って日本にトライさせないようにするんだけど、すごい走ってボールをキャッチして、逆サイドに猛突進!すぐにFijian(ふじやん、と聞こえる。)につかまるんだけど、ずりずりと押し進め、あぁこのラインを超えればトライだ、というところまでやってくる。既に82分を過ぎて解説者たちも「もうどうなっているのかわかりません」とか言ってる。赤と白の人の山がずりずりと進み、ラインを超えたかに見えたけど、主審の手は逆方向(まだ内側)を向いている。あぁ、ラインを超えていないのか!Fijianにボールを取られ、大きく外に蹴りだされてしまった。あぁ、試合終了。でも良くやったよ!ねばったよ!

日本の監督が映る。席を立ったそのとき、監督が大きく振り返った。解説者も「彼らはまだ生きていたー!!」と叫ぶ。なんとペナルティで日本のスローインから試合を再開できるのだ!よくわからないけど、すごい!!解説者も「まったく今日はワールドカップの決勝戦でしょうか。こんなすばらしい試合はありません!」と興奮気味。しかも日本が目指すラインはすぐそこ!速く、速くトライしてしまえば逆転だ!

でも結局ボールを取られ、外に出され試合は終了。でもまるで日本が勝ったような雰囲気だった。部屋では南アフリカのスポーツチャンネルを見てたんだけど、彼らも番組の終わりに日本の話ばかりしていた。あぁ、すごいよ、ニッポン!そして4点差で負けたのでボーナスポイントがもらえ、Pool Bの中で4位になりました!次回はウェールズと対決なんだけど、1週間以上あるし、十分に調整してまたガンバれ!