Yoga

今朝は早起きした。そして9時半にはホテルを出た。10:00からヨガのクラスがあるからだ。先週末にチラシを拾って、試しにやってみることにしたのだ。場所は旧市内なんだけど、うちらのいる方面から一番奥のほうなので歩いて25分ほど。木が鬱蒼と茂っていて、小さな池みたいのもあってなんだか怖くなったけど、ヨガの行われる部屋にあがってみると、すごくキレイでファンも回っていて涼しく快適。

既に2人ほどマットを敷いて、寝っころがってストレッチ中。2人とも細くてペチャンコに体をたたんでストレッチしてる。今朝って初心者向けのOPENクラスじゃなかった?首も手足もひょろ長い先生らしき女性がいたので「今日がまったく初めてなんだけど大丈夫ですか?」って聞いたら、とても穏やかな顔で「No problem.」と言われた。(先生の穏やかな顔は、こちらの"teachers"にいる"Sandra"でお確かめください。http://www.yoga-chiangmai.com/index.html)教室の奥にクッションやブランケットまでキレイに積んである。持ってない人は無料で貸してもらえるのだ。あ〜よかった。私が昔から好きな右前方を陣取って準備完了。10時を過ぎてからパラパラ人が集まりだし、結局15分ほど遅れてヨガクラスは始まった。

最初はあぐらをかいて座り、目を閉じ、背筋を伸ばして深呼吸をする。先生はなんだか精神的なことを言ってるみたい。痛みがないとか、ハピネスとか聞こえるけどよくわかんない。とりあえずおとなしく姿勢良く深呼吸しておこう。すると突然みんなが「あーーーーーーーー」と言い出した。慌てて私も「あーーーー」と言おうとするが、急に発声しようとしたもんだからむせてしまった。この落ち着いた空気をブチ壊しにしたようですごく悔しい。「目をあけて」とか次のアクションの指示だけは聞き逃すまい、と必死になった。だってみんな立ち上がって何かしてるのに、一人であぐらのまま目をつぶってたら恥ずかしいじゃん。どうやら首のストレッチらしい。万年肩こりなのでめちゃくちゃ気持ちいい。もっと首を回していないのに立ち上がることに。よくあるストレッチを左右数回繰り返し、ウォーミングアップは終わった。けっこう汗がじんわり。

先生が「今日はイスを使ったポーズをします。ほとんどの人は知ってると思うけど、あなたはヘルプが必要ね」と私のほうを見た。え!私以外みんな常連?!みんな「私これ好き」とか言いながらイスの準備をし始めた。オロオロ。壁際にイスを2脚向かいあわせに並べる。2脚の間はげんこつ1.5個分ほど開いている。「クッションの端はイスの端に合わせておいて、手のひらをこう置くのよ。私がまず見本を見せるから。」と言って先生はイスの間に頭をつっこみ、肩と手のひらをイスで支えた状態で逆立ちした!えっと、今日って初心者向けのクラスでは?!先生はイスの間に頭をつっこんだまましゃべり続けている。「すべての圧力が顔にかかるような感じよ。」私も見よう見まねでやってみる。床を蹴り上げると先生が壁に脚をつけてくれた。お?これは以外にもつらくない。両肩が支えられているから普通の逆立ちのように手首や腕に負担がかかって苦しくなることはない。確かにすべての血液と脂肪が顔に集まってる気がする。「Are you comfortable?」と先生が聞いてきた。快適かって?決して100%快適ではないけど、意外としんどくなかった。先に逆立ってた女性が元に戻って「顔の血行がすごくよくなった感じ!」と喜んでいる。先生もそれを聞いて「そうよ。毎日やればスパいらずよ。1日30分ほどやるといいわね。」と笑う。さ、30分ですって?!確かにしばらく頭に血を集めて、一気に上下反対にすれば血流はすごいことになるでしょうけど、30分は無理だわ。続いて床に頭をつけて逆立ちするポーズもやった。今日は逆立ち三昧だった。たまには上下逆転もいいかも。

先生が「ツイストをやりましょうか」と言うとキャーー!と悲鳴に近い歓声があがった。え?ツイストって楽しいの?あぐらもねじれ、上体もねじれ、腕もねじれ、最後は首までねじれたツイストは、まるで巻貝のよう。みんなが巻き上がったところで、さっき一番悲鳴をあげた女性が「先生、写真をとってもいい?」と言い出した。なんて自由なクラスなんだ。その女性は先生にカメラを渡し、ねじれたみんなを撮影してもらってた。私も逆立ちのせいで髪が落武者状態で写ってしまった。彼女はその写真を自分のWebサイトに載せると言っていた。あぁ、落武者姿が…!

あっと言う間に90分は過ぎた。1クラス200B。先生はポイントカードをくれて、6クラス参加すると7クラス目は無料よ、と言った。あぁ、朝から体を動かすってすごく気持ちがいいわ!これでランチもおいしくガツガツいただけそう!がんばって眠気を戦って、またこようっと。